渡辺嘉二郎教授 推薦のことば
 
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非接触ICスキミング防止カードについて


法政大学工学部
システム制御工学科 教授
工学博士

<非接触IC スキミング防止カード>
  矛と盾を売る者が「この矛はどんな盾でも突き破ることができ、この盾はどんな矛でも防ぐことができる」と自慢していた。かたわらの客が「お前の矛でお前の盾をついたらどうなるか」との問いの答えに窮する商人。これが「矛盾」の語源であり中国の古事によるものです。

 高度情報化社会のなかで、個人情報が犯罪者に大きな価値を持ってきていることは、昨今のニュースが証明しているところです。一般の人々はこの大切な情報を読み取る「矛」の存在にほとんど興味を示しません。スキミング犯罪者だけが興味を持っており、しかもそれは技術的知識があれば容易に作ることができます。この「矛」はICカードなどの情報を非接触で簡単に読んでしまいます。例えば、非接触ICカードの入っている財布をズボンの後ろポケットに入れて混んだ人ごみにいたとき、犯罪者は接近する必要はありますが、非接触で簡単に情報を読み込むことができます。これが非接触ICのスキミングです。ほとんどの善良な市民は自分の個人情報に無防備です

 『SHELLY(貝殻のように中身を守る)』カードは厚さわずか0.4mmですがこの非接触式ICのスキミングという「矛」に対して強力な「盾」です。この「盾」効果は非接触ICカードの表面でも裏面でもその近くに重ねるだけで効果があります。例えば二つ折りの財布の一面のポケットにICカードの代表例であるSUICAを入れ、向かい合う一面のポケットに『SHELLY』カードを入れ、それらが完全に重なるようにします。財布を折っておけば盾効果が発揮されます。財布を開いてSUICAの入っている面を読み取り装置に接触させるとSUICA情報が読み取られます。


 「盾」効果を数値で表すと、非接触ICカードで使われる13.56MHzの周波数において『SHELLY』カードは50dBの遮蔽能力を示します。これはおよそ1/300の減衰に相当し通常のICカード読取装置では読取を阻止します。


『SHELLY』カードはICカードの情報保護のために、そのポータビリティー、電磁的性能からまさに「矛盾」のない有効性の高い「盾」です。